✔︎クリーニングに出すまでの衣類の汗染みが気になる
✔︎電車でふとした瞬間わきが気になる
✔︎市販の制汗剤や処方薬を使用してみたけれど、汗が気になる
そんなわき汗の気になる方にA型ボツリヌス毒素製剤による多汗症治療おすすめです。
Q:A型ボツリヌス毒素製剤注射による多汗症治療はどんな治療ですか?
A型ボツリヌス毒素製剤を汗が多く出ている部分の皮膚に直接注射すると、汗腺からの多量の汗の分泌を抑えることがわかり医薬品として利用されるようになりました。
効果は2、3日~2週間で現れ、通常半年ほど持続します。時間が経つにつれて徐々に効果が消失し神経の働きが回復してくるため、注射前の状態が再び現れてきます。この場合、ボトックスを再投与することによって同様の効果が現れます。なお、効果の程度や持続期間には個人差があります。また、この薬はタンパク質が主成分であるため、治療を続けていくうちに、体内にごくまれに抗体がつくられ、効果が減弱する可能性もあります。他の医療施設でボツリヌストキシンの投与を受けている場合には、治療対象疾患および投与日・投与量を必ず申し出て下さい。
Q:治療は実際にはどのように行われるのでしょうか?
治療時間はおおよそ麻酔時間も入れ30〜1時間程度です。
①治療部位に、希望に応じ局所麻酔を行います。
②複数の部位に1 ~ 2 cm間隔で皮内投与します。
③当日からシャワー・入浴は可能ですが、可能な限り、患部を擦ったり患部に力を加えたりしないようにしてください。また、治療当日は激しい運動やサウナは避けてください。
Q:どんな合併症・副作用がありますか?
副作用として発汗*、四肢痛(*腋窩部(ワキ)以外からの発汗の増加)などが起こりうります。また、局所の反応として、かゆみ、腫れ、内出血などがあります。局所の反応は一時的なもので注射した箇所の周りに限られます。
この薬を多汗症に対して投与した場合、腋窩部(ワキ)以外からの発汗の増加がみられることがあります。
アレルギー性の副作用として、発疹、かゆみなどが起こることがあります。このような症状が現れた場合は、当院に連絡して下さい。
✔︎以下の方には原則として治療を行うことができません。
✔︎妊娠中および授乳中の方。(妊娠する可能性のある方は、ボトックスの投与中および最終投与後の2回の月経を経るまでは避妊するようにしていただきます。)
✔︎男性は、ボトックスの投与中および最終投与後の少なくとも3ヵ月は避妊するようにして下さい。
✔︎ボトックスを以前に使用し、発疹などのアレルギーを経験したことがある場合や、アレルギー体質の方。
✔︎使用中の薬剤は市販薬も含め主治医に申し出て下さい。特に、アミノグリコシド系の抗生物質、パーキンソン病の治療薬、筋弛緩薬、精神安定剤、他のボツリヌストキシンなどの投与を受けている方は、ボトックスをこれらの薬を同時に使用すると、効果が強く現れることがあります。
✔︎喘息などの慢性的な呼吸器の病気がある方、重度の筋力低下のある方、筋肉の萎縮のある方、緑内障のある方。
✔︎全身性の筋肉の脱力などの病気(例えば、重症筋無力症、ランバート・イートン症候群、筋萎縮性側索硬化症など)の方。
✔︎もともと食べ物が飲み込みにくいといった症状を持っている方。(ボトックスを投与した部位とは異なる部位に薬の効果が現れることがあり、頸(首)以外の場所に投与した場合に、食べ物が飲み込みにくい、食べ物の誤飲による肺炎を起こすなどのことが現れることがあります。)
当院では現在、下記2剤を取り扱っております。
ボトックスビスタ®︎ (アラガン社):厚生労働省が承認したボツリヌス治療製剤です。
コアトックス®(メディトックス社):2016年韓国のMFDSに承認された製剤です。
ヒト由来・動物由来原料不使用、複合タンパクが除去されています。
注)治療には、国内未承認医薬品または医療機器を⽤いた施術が含まれます。治療に⽤いる医薬品および機器は当院の医師の判断の元、個⼈輸⼊⼿続きをおこなったものです。個⼈輸⼊において注意すべき医薬品等については下記をご参照ください。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/kojinyunyu/050609-1.html